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「沈まぬ太陽」 ついに映画化 01:49
一年前の08年2月の7日,8日,9日,10日の4日にかけて書いた「本を読んで」と題した独り言。これは山崎豊子著の「沈まぬ太陽」を読み、現代の状況と見比べながら、規制緩和の功罪を考えたり、特権官僚の天下り、企業団体献金、政・官・財のゆ着など、今と変わらずそっくりだと驚き、これをなくすことが本当の行政改革ではないかと感じたことを書いたものです。

今まさに「派遣切り」とか「簡保の宿問題」などで、今までの体質の大きなほころびが見えてきていますね。

さてその「沈まぬ太陽」の原作は、1994年から「週刊新潮」で連載されたもので、日本航空(JAL)をモデルに、労働組合委員長を務めた航空会社社員を主人公として、1985年に群馬県御巣鷹山で起きた航空機墜落事故、航空会社の労使対立、政官財を巻き込んだ組織の腐敗などが描かれた内容です。

なんとその「沈まぬ太陽」が、角川映画と東宝の共同製作で、若松節朗監督、渡辺謙主演によって、ようやく映画化されるとの事!
既にクランクインされているようで、エキストラ募集の記事も見られます。そして今年の秋には全国各地で上映されるみたいです。

こちらのサイトには、管理人の方が2000年に山崎豊子さんのお宅に訪問してインタビューをしたときの記事が載せられていますが、この本を書いたときのものすごいご苦労が窺えます。

日本航空(JAL)を扱ったこの本の連載を決めた週刊新潮でも、新潮社の出版物から日航の企業広告をすべて引き上げられてしまい、新潮社は莫大な広告料を失って打撃を受け、掲載決定をした山田氏への非難が集中したそうです。
でも連載は人気を呼んで週間新潮の売り上げは倍増し、損失分を十分にカバーすることができたとのこと。
しか更にこの本を単行本にしようとした時に、山田氏は心労と過労のために入院。
漸く単行本化されたものの、「200万部を突破するまでは見舞いに来るな!」といわれていた社員が、200万部突破報告をしに行った時は、山田氏はすでに亡くなっていたということです。本を書いた山崎さんもだけれど、周囲の人の大変な苦労も思い知るお話ですね。

ところで昨年の2月に書いた「本を読んで」の中で、作中の主人公(恩地元)のモデルとなった「小倉寛太郎(ひろたろう)氏」の自伝を語るページを紹介したけれど、今その紹介ページが消えていることに気付きました。
そこで改めて(故)小倉寛太郎氏(2002年10月没)が東大で講演したときの記録サイトを見つけたので紹介しておきますね。小倉氏の生き様や考え方などが良くわかります。

この講演の中で『東大の学生のために国民の税金が使われているが、国民は国のためよりも国民のために役にたつために税金をだしてくれているんではないでしょうか。』という言葉には、中学を卒業してすぐ働き、ちゃんと税金を納めてきた私は、思わずウンウンと頷いてしまいましたよ。

また『日本航空は、いろんな政治家の利権の巣であり、国会で日本航空のPTAができるというくらい、国会議員の子弟をとっている。』という話は初めて知りました。

最近、『日本航空(JAL)社長は年収960万円の低賃金。都バスで通勤していることがYouTubuで知れ渡り、外国人に驚かれている』という記事を目にしたばかりですが、国会議員の子弟は今も採用されているのでしょうかね? 国会議員そのものには、相変わらず2世3世が多いけれど・・・

ともあれ「沈まぬ太陽」の映画化は、今の時代を切ることにもなるので、世の中のあり方を考え直す人が増えて、近々変革が見られるかもしれないと思うと、とても嬉しいです。

インタビューの最後に書かれていた、山崎豊子さんが座右の銘としているという、「ゲーテの言葉」が心に残りました。
☆ 金銭を失うこと。それはまた働いて蓄えればよい。
☆ 名誉を失うこと。名誉を挽回すれば、世の人は見直してくれるであろう。
☆ 勇気を失うこと。それはこの世に生まれてこなかった方がよかったであろう。
| 世の中 | comments(2) | trackbacks(0) | posted by osuzu -
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Comment








勇気を失うこと・・・ちょっと耳が痛いような気がします(笑)「沈まぬ太陽」の映画化良かったですね。
楽しみです。山崎豊子さんの作品も好きです。
osuzuさんの向学心にはいつも頭が下がります。大人になると柔軟性に欠ける人が増えてしまい、
どんなに<良い>とか<役に立つ>とか思って薦めても絶対的に目もくれようとしなくなる方が多いような気がします。でも継続することが大事なのでしょうね。それが勇気を与えてくれそうですから・・・
posted by kimama | 2009/03/01 4:18 PM |
山崎豊子さんの作品は視野が広くて本当にすごい!

> どんなに<良い>とか<役に立つ>とか思って薦めても絶対的に目もくれようとしなくなる方が多いような気がします。

確かに保身型の人は多いように感じますね。
昨日チョットだけ見たテレビで、世の中を変えようと戦い、結局潰された若者たちの『安保闘争』の一場面を流していましたが、純真な気持ちを権力によって潰された結果の『無力感』が当時の人たちに生まれたことが、保身に走ることになっているかも。

でも今は山崎豊子さんには及ばないまでも、市井の片隅の主婦の小さな文字でも、沢山集まれば平和な世に変えられる可能性のある時代。
小さな声でも上げ続けることが大事かもね。

見渡せば批判に傾かず、実際に行動に移している人が大勢居ることに勇気を貰っています。
産まれてこない方がよかったなんて思われたくないですから。(笑)
posted by osuzu | 2009/03/02 9:19 AM |
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